施工事例

[土木] ICT施工 実施状況

工事名称 県営ため池等整備事業(一般)ため池工事(三十六地区)
工事期間 令和5年8月25日~令和6年3月15日

1.ICT施工とは(マシンガイダンス)
3D設計データ(図面を立体化したデータ)を活用し、
地上で位置計測する自動追尾式トータルステーション(杭ナビ)が、
重機の位置をリアルタイムで計測し、重機オペレーターの操縦をサポートする機能を活用することです。

メリット
 ・重機オペレーターへの口頭指示が不要
 ・重機の乗り降りをして行う細かな作業が不要
 ・重機手元の作業員が不要
 ・測量での位置出しが不要(今回の現場では80箇所以上出さなければならない)
 ・丁張掛けが不要(今回の現場では40箇所以上かけなければならない)

ICT施工の活用により、一定の完成度で施工が可能となります。

2.ICT施工(掘削・段切状況・法面整形)

■杭ナビでバックホウのプリズムを追尾します。

■3D設計データと重機の位置情報をリアルタイムでタブレットへ送信し、
 イラストと値が表示されるのでバケットの刃先と計画ラインとの差分を、
 参照しながら施工が可能です。

3.ICT施工を行ってみて

■当現場でICT施工を採用したことで、施工中に丁張を掛けることが無かったので、
 我々の作業がとても楽になりました。
 法面の仕上がりも丁張を掛けた時より綺麗に整形できており、
 設計図面通りの完成となりました。

※施工を行っている最中に、役所の方々が視察に来られました。

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